駅のホームに6カ月の娘放置 起訴の父親「うとうとして記憶ない」

幼い娘を駅のホームに置き去りにしたとして、ニューヨーク市警察(NYPD)は18日、ブロンクス区のジョシュア・ペレス被告(26)を子どもを危険にさらしたなどの容疑で逮捕し、同罪で起訴した。各メディアが報じた。「うとうとしていたので記憶がない」と供述しているという。
起訴内容は同日未明、生後6カ月の娘をマンハッタン区の地下鉄6番線86丁目駅に置き去りにしたというもの。同日午前4時30分ごろ、通行人が同駅でベビーカーの中にいる同被告の娘を発見した。娘にけがはなかった。
NYPDによると、同被告は同日午前2時ごろ娘の母親と口論になり、娘のみを連れて自宅に向かおうとした。同110丁目駅で乗車、居眠りをし、ブルックリン区のプレジデント通り駅で目を覚ました。娘がいなくなったことに気付き、911番通報していたという。同被告は「目の前が真っ暗になった。その後何が起こったのか分からない」と話しているといい、NYPDは監視カメラの映像などから事件の経緯を捜査している。
同被告は19日午前、保釈金なしで釈放された。NYPDは当時、同被告は酒に酔っていた可能性があるとみて捜査を進めている。同被告には2つの重犯罪容疑を含む16回の逮捕歴がある。