【20日付CBSニューヨーク】ロングアイランドのサフォーク郡警察は、同郡サウスホールド町にある住宅の地下から人骨を発見した。約50年前に行方不明になったルイース・ピートレウィックさん=当時(38)=の遺体とみて身元と死因の特定を進めている。
ピートレウィックさんは1966年、夫と娘を残して失踪。郡警察によると、夫から暴力を受けるなど夫婦関係は冷えていたという。失踪当時、郡警察はピートレウィックさんが同町の元警官、ウイリアム・ボーケンさん=1982年に死亡=と不倫関係にあり、失踪してほどなくボーケンさんも行方不明になっていることを突き止めたが、未解決のまま52年が過ぎた。
だが昨年、地元紙が同事件の詳細な記事を掲載したのをきっかけに、郡警察はボーケンさんの元妻に接触することに成功した。郡警察は元妻の案内で、ボーケンさんが当時住んでいた住宅の地下を音波探知機で捜索。深さ6フィート(約1.8メートル)で人骨を発見した。
当時11歳だった娘のサンドラ・ブラムピュードさんは「やっと母が帰ってくる」と話した。遺族はピートレウィックさんがボーケンさんの子どもを妊娠したことから、ボーケンさんに殺された可能性もあると考えているという。