【28日付amニューヨーク】ニューヨーク市経済開発公社(NYCEDC)はこのほど、ブルックリン区サンセットパークの複合施設、ブルックリン・アーミー・ターミナルの屋上に太陽光発電システム(ソーラーシステム)を設置する計画を発表した。
NYCEDCの最高経営責任者ジェームス・パチェットさんによると、試験的計画「ソーラーガーデン」では、同ターミナルB棟屋上の10万平方フィート(約9300平方メートル)のスペースを活用する。パチェットさんは、「クリーンなエネルギー源を地域に届ける最良の方法について、地域住民から意見を求めたい」として、周辺地域の家庭や企業が共有できるソーラーシステムの開発、運営、管理を希望する個人、企業、団体から提案を募っている。提出期限は5月23日。
同システムを利用するには、住民や企業は、最終的に選ばれた同システム運営側と契約し、毎月の料金を支払う。通常の光熱費のように使用量に応じた料金を支払う必要はないという。
屋上ソーラーシステム設置は、市全体での太陽光エネルギーの使用を拡大し、2030年までに10億ワットの太陽光発電容量を生み出すビル・デブラシオ市長の取り組みの一環。
カリフォルニア州サクラメント市やワシントン州、メリーランド大学も同様のプログラムを開始している。