「当選したら娯楽用大麻を合法に」 知事予備選出馬のシンシア・ニクソン

【3日付ニューヨークタイムズ】ニューヨーク州知事選予備選に民主党候補者として名乗りを挙げた女優のシンシア・ニクソンさんが、3月末に行われた資金集めのイベントで支持者らに、「当選したら娯楽用大麻を合法化しこれに課税、州の税収増を目指す」と話したことが明らかになった。
 対立候補となるアンドリュー・クオモ知事は長年にわたり娯楽用大麻の合法化に反対しており、昨年、娯楽用大麻をより危険な麻薬の使用に導く「ゲートウェードラッグ」と批判していた。一方、州での厳格な規制に基づいた医療用大麻プログラムは支持。ニュージャージー州で娯楽用大麻が合法化され、マサチューセッツ州で有権者が合法化を承認したことを受け今年1月、娯楽用大麻についての調査を命じている。
 ニクソンさんは同イベントで知事としての適性について聞かれ、「私の側近は、贈収賄罪で有罪判決を受けていない」と、同知事の元側近で元選挙対策本部長が3月、汚職で有罪判決を受けたことを例に挙げ、皮肉った。 
 テレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」のミランダ役で知られるニクソンさんは、公職に就いたことも大きな組織を管理した経験もないが、教育活動家として10年以上活動している。

photo: Yahoo from Sunnyvale, California, USA

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