「32丁目」標識落下、男児けが ペンステ前、強風原因か

 4日午後4時ごろ、マンハッタン区のペンステーション前で「32丁目」の標識が落下し6歳の男児を直撃、男児は頭部に重傷を負った。強風が原因とみられる。各メディアが報じた。事故現場は観光客などでにぎわうマジソン・スクエア・ガーデン目の前の32丁目と7番街の南東の角。ニューヨーク市警察(NYPD)によると、男児はアルゼンチンからの旅行者で、容体は安定しているという。当日、現場周辺では最大瞬間風速時速40マイル(秒速約18メートル)を観測した。
 2015年3月には同区ウエストビレッジで強風で飛ばされたベニヤ板の直撃を受けた女性が死亡。16年2月には同区トライベッカで強風によりクレーンが倒壊、男性1人が死亡、3人が負傷している。

「32丁目」の標識がなくなったままの事故現場=5日午後12時すぎ (photo: 本紙)

「32丁目」の標識がなくなったままの事故現場=5日午後12時すぎ (photo: 本紙)