アッパーウエストの麻薬組織を摘発 アパート拠点、複数州股にかけ

 【5日付NBCニューヨーク】米麻薬取締局(DEA)およびニューヨーク市特別麻薬検察局は5日、マンハッタン区アッパーウエストサイドのアパートを拠点とする、複数州を股にかけた麻薬流通組織を摘発し、大量の麻薬を押収していたことを明らかにした。逮捕、起訴されたのはジェラルド・ゴンザレスなど6被告。同区コロンバス街のアパートを拠点とし、毎月数キログラムのコカインをニューヨーク市内や近隣の州に流通させていた疑いがある。
 1カ月間に流通したコカインの量は、末端価格約100万ドル相当に上ったという。両局は同アパート近くの路上などで同被告が麻薬購入客や密売人と会っているところを撮影し、盗聴するなど8カ月間にわたり捜査を続けていた。捜査官は、同被告がニュージャージー州やペンシルベニア州、ワシントンDCのナンバープレートを付けた車に乗った購入客に、麻薬と見られる袋を渡すところを目撃している。
 同組織は、毎週最高10キログラムのコカインを1キロ3万ドル(約320万円)で販売していたと推定されている。6被告は過去数週間のうちに逮捕され、数キログラムのコカイン、大麻、27万ドル(2900万円)の現金なども押収された。

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