【5日付FOX5】特定のレストランで食事をすることで社会貢献できる新しい取り組みが始まっている。
無料アプリ「ビーム」は、各支援団体と提携を結んでいる「ドストロス」「ディグイン」「シンクコーヒー」「インデー」の4つのチェーン店を対象に、昨年11月からニューヨークでサービスを開始。利用客は訪れる度に通知を受け取り、支援金を寄付するチャリティー団体を選択できる仕組みだ。アプリの立ち上げ初月に比べると、利用者数は30%増えており、寄付を集めるだけでなく、ミレニアル世代の客層を店に呼び込む役割も果たしているという。アプリを通してドストロスを訪れる客の半分ほどが、新規客だという。
アプリ開発者のビベカ・フルヤルカーさんによると、ミレニアル世代は社会問題に敏感で、同世代の71%が「社会貢献活動を推進する飲食店に好感を持つ」と答えている。ドストロスは元受刑者の社会復帰を支援する団体やブロンクス区の子どもたちの進学支援を行う団体と提携を結んでいる。
ビームは現在、全米展開を目指して資金集めに奮闘中。フルヤルカーさんは、同アプリを通して向こう2年間で100万ドルを寄付したいと話している。