【9日付ニューヨークポスト】ニューヨーク市の利益相反委員会は9日、市立高校の副校長と教諭が恋愛関係になり、同棲、結婚したことを市教育局に報告しなかったのは倫理規定に違反するとして、2人に計5502ドル(約59万円)の罰金支払いを命じ、2人がこれに同意したと発表した。
同委員会によると、クイーンズ区ジャマイカのロー・エンフォースメント・アンド・パブリック・セーフティ高校の副校長、スティーブン・ポスティグリオンさんと、教諭のローレン・ディドミニクさんは2016年7月から同棲を開始。同年10月に結婚した。08年8月から17年6月まで、夫ポスティグリオンさんは妻ディドミニクさんの直属の上司であり、この関係は結婚後半年以上もの間続いた。また2人はそのことを同局に報告しなかったという。
市の倫理規定は、市職員同士がたとえ恋愛関係にあっても、上司と部下が同棲を含む経済的な利害関係を築くことを禁じている。同校では2人のことが公然の秘密となり、同局に内部告発があったという。
同委員会によると、ポスティグリオンさんは3750ドル(約40万円)、ディドミニクさんは1752ドル(約19万円)の罰金を支払うことになる。