銃71丁、実弾約5万発押収 クイーンズのアパート住人を逮捕

 【17日付amニューヨーク】ニューヨーク市警察(NYPD)は15日、クイーンズ区オークランドガーデンズのアパートの一室から拳銃やライフルなど計71丁と大量の実弾を押収し、居住人のロナルド・ドラブマン容疑者(60)を武器および弾倉の違法所持などの疑いで逮捕し、16日発表した。
 NYPD情報管理課によると、押収された銃は拳銃23丁、突撃銃45丁、ライフル、ショットガン、ジップガンなど計71丁と大量の実弾。同課の警官に14日、「武器の隠し場所があるかもしれない」との情報提供があり、家宅捜索を行った。同課のトーマス・ガラティ課長によると協力者はおらず、同容疑者は1人でこれらの銃を集め、保管していたとみられる。
 同区の地区検事長、リチャード・ブラウンさんによると、同容疑者は銃の販売免許を持たず、密売人ではないという。ブラウンさんは「住宅の多い地域で武器の『倉庫』が見つかったのは憂慮すべき事態だ」と話した。
 捜査関係者によると警察車両に積まれた箱の数から、実弾の数は約5万発に上ると推定される。捜査関係者は「単なる銃のコレクターなら、これほど大量に集める必要はないはず」と話している。

押収された銃。NYPDのツイッターより

押収された銃。NYPDのツイッターより