MS13、警官暗殺を計画か 「武器ある」と脅迫

 【20日付FOX5】中米エルサルバドルを拠点とする凶悪犯罪組織マラ・サルバトルチャ(MS13)が、ニューヨーク州ナッソー郡警察の警官を暗殺すると脅迫していたことが分かった。同郡警察が18日明らかにした。
 同郡警察のパトリック・ライダー本部長によるとMS13からの脅迫は、ヘムステッド市周辺の警官の暗殺を計画しており、そのための武器を車に搭載し準備しているとの内容だという。同郡警察が組員を逮捕したことへの報復とみられる。
 脅迫を受け同郡警察は、同市周辺のパトロールを倍増するなどして警戒を強化。郡警察相互援助組合は警官殺害の脅迫を出した人物の逮捕につながる情報の提供を求めており、懸賞金2万5000ドル(約270万円)の拠出も決定した。脅迫を受けて同郡警察は、組員とみられる人物数人を逮捕。ただし、脅迫に直接関与したかどうかは明らかにしていない。
 ニューヨーク市警察(NYPD)も地方、州、連邦の警察と協力し、警戒を強めているとの声明を発表した。NYPDのフィリップ・ウォルザック副本部長は「警官には脅迫の内容を伝達した。当直であっても非番であっても、警戒を怠らないよう指導している」と話した。

Federal Bureau of Investigation

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