【23日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】トランプ大統領の次男でトランプオーガニゼーションの取締役副社長、エリック・トランプさんは23日、マンハッタン区アッパーウエストサイドにある同社ブランドのコンドミニアムから「トランプ」の文字を撤去するよう求める住人らと闘う意思を表明した。
リバーサイドブルバード200番地にある3棟のコンドミニアムの住人らは昨年2月、ビルから「トランプ」の文字を削除することを158対59で票決したが、同社が住人らを提訴すると威嚇したため、コンドミニアム管理委員会は削除を実行しなかった。
同委員会は今年1月、住人側に法的権利があることの確認を求め同区の高位裁判所に提訴。訴状に記載された住人らの氏名が公開されると、住人らが経済的損害やいやがらせを受けると懸念し、氏名の削除を求めた。
住人らは、同社ブランドが不動産価値を下げることやコンドミニアムに卵を投げ付けるなど実際にいやがらせを受けていることから、同社ブランドのコンドミニアムに住むことで被る不利益を懸念している。
エリックさんは、「トランプブランドは非常に活気に満ちた地域を作り上げ、高級住宅の新基準を打ち立てた」と主張している。