「高校生も政治に参加しよう」 5月21日、公立高校で有権者登録

【23日付WNYC】11月6日のニューヨーク州知事選挙を見据え、ニューヨーク市は高校生を対象とした有権者登録を増やそうとする試み「学生の有権者登録の日」を、全ての公立高校で実施すると発表した。昨年までは市内の約60校で実施しており、全校で実施するのは初。投票資格のある市内の高校生約11万人全員の登録を目指している。
デブラシオ市長の「デモクラシーNYC」政策の一環。5月21日を「学生の有権者登録の日」とし、特別支援学校を含む全585校の公立高校で実施する。学校に必要書類をそろえて生徒の選挙登録を促す他、投票資格や政治への市民参加についてなど、投票文化の説明も行う。書類は英語に加え、スペイン、中国、韓国、ベンガル語を用意する他、ウェブサイトではその他10カ国語に対応する。
今月就任したリチャード・カランザ市教育長は声明文で「生徒たちが政治に関心と知識を持ち、活動的な市民になるよう支援することを目指す。市内の全高校での実施は重要な一歩になるだろう」と述べている。
地方選挙が行われる11月6日までに18歳になる高校生は、投票資格があれば登録が可能。6月の連邦議員予備選や9月の州知事予備選でも投票できる。