コーヒーチェーン大手スターバックスの全米直営店約8000店が29日午後、従業員に対する偏見是正教育実施のため一時閉店した。ニューヨーク市内でもターミナル駅やモールに入った店舗を除くほとんどの店が閉店した。
同教育は、４月12日にペンシルベニア州フィラデルフィア市で起きた人種差別事件を受けて実施したもの。従業員は米国の公共スペースにおける人種差別の歴史を学び、グループに分かれ差別や偏見に基づく体験を共有し、討論したという。
「一時閉店」の張り紙がされたマンハッタン区レキシントン街と53丁目のスターバックス＝29日午後１時25分撮影 （photo: Yuriko Anzai / 本紙）
