【5月30日付amニューヨーク】ニューヨーク市の動物保護シェルター、アニマル・ケア・センター(ACC)は5月28日のメモリアルデーの週末、300匹以上の犬、猫、ウサギが持ち込まれたとして同月30日、里親の緊急募集を開始した。
ACCに持ち込まれる動物は毎日40匹から60匹程度。昨年、メモリアルデーの週末に持ち込まれた動物は160匹で、今年はその約2倍の動物が持ち込まれたため、シェルターはすし詰め状態だという。クイーンズ区で非営利の動物愛護団体を運営するフィリス・タイアノさんは「この時期は夏休みを前にペットを飼うのをためらう人が多い。それを理由にペットを手放す飼い主も少なくない」と話す。また初夏は猫の出産時期であることから、ACCは動物愛護団体と協力し、路上で子猫を保護している。同週末に持ち込まれた動物のうち約100匹も子猫だった。
ACCでは、しつけ教室を開いたり、医療やペットフードに関する助言をしたりして飼い主を支援している。ACCのCEO、リサ・ウェインストックさんは声明文で「小型犬や子猫、ウサギなどさまざまな動物を保護している。家族の一員にしたいペットがきっと見つかるはず」と呼び掛けている。