英国王室専門家、実はNY州出身 ロイヤルウエディングで引っ張りだこ

 【5月31日付ウォール・ストリート・ジャーナル】英国のハリー王子と米国の元女優メーガン・マークルさんの結婚式でテレビ番組に引っ張りだこだった英国王室専門家、トーマス・J・マイス=アーチャー=ミルズさん(38)が、ニューヨーク州出身であることが明らかになった。結婚式を迎えるに当たり、英国当局の1人として多数のテレビ番組に出演し、王室や君主制の解説を担当していた。
 生まれはアップステート。元々の名字はマスカテロだった。子どものころから英国好きで、英国を訪れるなどして「英国なまり」を習得。今では英国人さながらの発音で話す。「自分はもはや米国人というより英国人だ」と名字を変え、英国の市民権取得の手続き中だという。
 現在は英国王室の伝統を守る非営利団体、ブリティッシュ・モナーキスト・ソサエティーの会長。英BBCのラジオ番組で王室を擁護する発言をしたこともある。2015年からは英国王室に関するニュースを扱うクラウン・アンド・カントリー誌の発行に関わっている。
 マイス=アーチャー=ミルズさんは米国に一時帰国した際、父親から「まともな(米国なまりの)英語で話せないか」と聞かれると、「無理だね。今ではこれが私のアクセントだから」と答えたという。

マイス=アーチャー=ミルズさん。本人のツイッター(@ThomasJMMADM)より

マイス=アーチャー=ミルズさん。本人のツイッター(@ThomasJMMADM)より