5年がかりの最新作ひっさげ2回目 西野亮廣ニューヨーク個展

 日本のお笑いコンビ、キングコングの西野亮廣さんの個展が5月28日、マンハッタン区の4W43アートギャラリー(4 W. 43rd St.)で始まった。西野さんにとってニューヨークでの個展は2回目。
 自作の最新絵本で、2020年にはアニメ映画公開も予定されている「えんとつ町のプペル」の光るカラーイラストを中心に、黒ペン1本で描いた過去の作品も展示。開発ユニットAR三兄弟によるAR(拡張現実)体験もでき、作品にiPad(アイパッド)をかざすと制作の過程も見られる。
 同月29日にはレセプションを開催し、デニム地の浴衣で登場した西野さん。まずは町のつくりからビルの高さまで、33人のイラストレーターと共有するための地図作成に2年、そこから描き始め、絵本の完成までに5年かかったと明かした。西野さんは「プペルは約40人がかりで完成させた。僕だけでなく、関わったみんなの個展」と喜びをかみしめながら、「最終目標は打倒ディズニーです」と笑いを誘った。また、会場では著書へのサイン会も行い、来場者との記念撮影にも応じた。
 同個展は今月3日(日)まで。

光るイラストの前で乾杯前のあいさつをする西野さん

光るイラストの前で乾杯前のあいさつをする西野さん


黒ペン1本で描いた緻密なイラストに見入る来場者

黒ペン1本で描いた緻密なイラストに見入る来場者