婚約破棄後も11年居座る 元彼、共同購入のアパート売却求め提訴

 【5月31日付ニューヨークポスト】元婚約者がマンハッタン区に共同購入したアパートに居座り、婚約破棄後11年経っても持ち分の支払いに応じないとして、同区在住のラーズ・マグヌッソンさんが5月31日、元婚約者のアリス・マッカーニーさんを相手取り、アパートの売却と代金の半額支払いを求め提訴した。
 訴状によると、2人は2005年に婚約、同区東93丁目のワンベッドルームのアパートを共同購入した。マグヌッソンさんは約1年間、同アパートに1人で住み内装を仕上げた。その間に2人の関係は冷え、06年3月にマグヌッソンさんは転出。代わりにマッカーニーさんが住み始めた。
 2人は07年に正式に婚約を破棄し、同アパートについてはマッカーニーさんがマグヌッソンさんの持ち分50%を購入することで合意した。しかし、訴状では11年経った今もマッカーニーさんが「購入資金」を確保していないと主張。マッカーニーさんが建物のドアマンが持つ「出入り可能な人」リストからマグヌッソンさんの名前を消したため、マグヌッソンさんはアパート敷地内に入ることもできないという。
 マッカーニーさんは「全ては解決済みだと思っていた」としている。アパートの売却代金は56万7000ドル(約6217万円)から72万5000ドル(約7950万円)になると推定されている。

マッカーニーさん。本人のフェイスブックより

マッカーニーさん。本人のフェイスブックより