ジャーナリズムの未来に多額寄付 クレイグズリスト創設者、2000万ドル

 クラシファイドサイト、クレイグズリスト創設者のクレイグ・ニューマークさんがマンハッタン区にあるニューヨーク市立大学(CUNY)の大学院、スクール・オブ・ジャーナリズムに2000万ドル(約22億円)を寄付することが11日までに分かった。
 寄付金は教授の採用、新しいプログラムの開発などに充てられる。また、これを記念して今夏、同大学院は名称をクレイグ・ニューマーク・ジャーナリズムCUNY大学院に変更する。サラ・バートレット学長は「多大な貢献のおかげで、学生たちはジャーナリズムの最前線を学ぶことができる」と感謝した。
 ニューマークさんは2016年11月にも、同年の米大統領選挙投票に関する情報をリアルタイムで表示するプロジェクト「エレクションランド(Electionland)」のために1万ドル(約110万円)を寄付。17年にはフェイクニュース撲滅のため、ジャーナリストや技術者、学術機関などをつなげる同大学院基金NIIの設立に1400万ドル(約15億4600万円)を寄付し、同大学院の理事にも就任している。
 ニューマークさんは「ニュースの信頼性が低く、政府の監視が強まる現代において、これまで以上にジャーナリズムが重要になってくる」と述べた。

クレイグ・ニューマークさんさん。本人のツイッター(@craignewmark)より

クレイグ・ニューマークさんさん。本人のツイッター(@craignewmark)より