宝くじ5万ドル当選の男性刺殺  首に数カ所の刺し傷

【12日付ABC7】ブロンクス区モットヘブンの住宅で11日午後8時30分ごろ、住人のオーウェン・ディラードさん(73)が刺されて死亡しているのが見つかった。家族によると、ニューヨーク市警察(NYPD)はディラードさんのおいが事情を知っている可能性があるとして行方を追っている。
NYPDによると、帰宅した婚約者の女性(60)がディラードさんを見つけ、911番通報した。首に数カ所刺された痕があったという。家族や隣人によるとディラードさんはギャンブル好きで、約半年前に4つの宝くじで計5万ドル(約550万円)当て、今年4月にさらに1万ドル(約110万円)当選していたという。
別のおい、シャバズ・ムヘイミンさんはABC7の取材に対し、NYPDが同日のディラードさん宅前の様子を映した防犯カメラの映像を提示したことを明らかにした。映像にはフードをかぶり、かばんを持った男2人がドアの前に立っている場面と、約1時間後、2人が膨らんだかばんを手に出てくる場面が捉えられていた。ムヘイミンさんは2人に見覚えはなかったという。
ムヘイミンさんによると、ディラードさんは病気で、医者から余命数カ月と宣告されていた。ムヘイミンさんは「おじさんは残りの人生を楽しく過ごしたかっただけなのに」と悼んだ。