NY州の「家賃時給」30ドル 全米4位、2ベッドルーム借りる場合

 【19日付NBCニューヨーク】ニューヨーク州で2ベッドルームのアパートを借りるのに必要とされる最低賃金は、時給30ドル3セントだという。全米低所得住宅連合(NLIHC)がこのほど発表した調査報告「アウト・オブ・リーチ」から明らかになった。
 同調査によると、ニューヨークは全米で4番目に「家賃時給」が高い州で、ニューヨーク市に限ると時給34ドル40セントと突出している。また、市内でスタジオを借りる場合は時給29ドル12セント、1ベッドルームは時給29ドル96セントを得なければならない。いずれも家賃の目安を収入の30%として算出。ニューヨーク州民は1ベッドルームの家賃を支払うため、週に99時間の労働が必要になるという。州の最低賃金は時給10ドル40セント。
 全米平均は22ドル10セント。連邦政府が定める最低時給7ドル25セントで計算すると、週122時間働けば全米平均家賃の2ベッドルームが、また週99時間の労働なら1ベッドルームが借りられる。
 同調査は、「連邦または州が定める最低賃金で、フルタイム(週40時間)勤務し、一般的な2ベッドルームを借りられる場所はどこにもない」と結論付けた。
 最高はハワイ州の36ドル13セント、最低はアーカンソー州の13ドル84セント。

NY NEWS6-2