7番線高架、塗装工事開始へ 鉛撤去、82丁目から

 ニューヨーク州都市交通局は、老朽化のため鉛含有塗料が剝がれ落ち、沿線住民から集団訴訟が起きていた(本紙2017年5月24日号既報)地下鉄7番線の高架線路の塗装工事を7月から始める。アンディー・バイフォード市交通局長が19日、明らかにした。82丁目駅から開始し、2年をかけシティフィールド方面に進行する予定で、総工費は4300万ドル(約47億3000万円)。同高架線路沿いで見つかった塗料破片には許容レベルの50倍近い鉛が含まれていた。

7番線高架線路は1915年6月以前に建設され、鉛を含む塗料で塗装されたが、その後メンテナンスはほとんど行われていなかった=21日午後、82丁目ジャクソンハイツ駅で撮影(photo: Yuriko Anzai / 本紙)

7番線高架線路は1915年6月以前に建設され、鉛を含む塗料で塗装されたが、その後メンテナンスはほとんど行われていなかった=21日午後、82丁目ジャクソンハイツ駅で撮影(photo: Yuriko Anzai / 本紙)