10月: 酒特集 Subscribe to 10月: 酒特集

　イーストビレッジの小道に、杉の木に包まれたぬくもり溢れる店がたたずむ。

18歳で出会い、今日まで共に走り続けてきた蔵元の同志。彼らは、日本全国で唯一「醸造学科」の名を持つ東京農業大学の同級生だった。
共に学び、分かち合い、支えあってきた彼らに、互いの思いと海外での活躍について話を伺った。

　日本全国の若手蔵元で組織する日本酒造青年協議会は、日本酒文化を日本のみならず世界に広めていくために2006年、「酒サムライ」を結成しました。当時すでに日本酒愛... 続きを読む

　とにかく酒を知り尽くしたマスターの岡田氏。

　オーナーシェフ鈴木氏自ら握る寿司、華やかに盛付けられる小鉢や刺身。

　イーストビレッジの通りに面した小さな階段を降りると、薄暗くてあまり広いとは言えない店内。

　デランシー通りの一本奥にひっそりと佇むこの隠れ家は、一歩足を踏み入れればそこがNYであることを忘れてしまう、どこか懐かしく温かみのある空間。

　焼酎に魅せられた一人の米国人、ジェシー・ファロウィッツ氏が２０１０年に立ち上げた「Nehan Spirits LLC」と、佐賀県は陶磁器の町・有田にて本格焼酎を醸す「宗政酒造」の共同プロデュースにより実現した、アルコール度数35％の本格焼酎「美鶴乃舞（みずのまい）」。

　日本酒の名産地として有名な灘五郷にある大手酒造メーカーのひとつ「日本盛」は、１２３年間にわたり清酒を中心に販売してきた。

　大阪から南へ約70キロ、和歌山県北部の沿岸部に位置する海南市黒江は、室町時代から漆器の産地として栄えた職人の街。

　現在、世界23カ国で愛飲されている株式会社南部美人の「南部美人」シリーズ。

　酒造メーカー最大手の白鶴酒造は１７４３年の創業以来、２７０年続く歴史において「時をこえ 親しみの心をおくる」という理念を基に、日本文化のひとつである清酒造りに携わってきた。

　日本屈指の米どころである新潟は、冬は積雪量が多く、春になると山からは雪解け水が流れ、土地を潤している。

　創業３００年以上の歴史を持つ「天吹酒造」の名は、蔵元の北東にある天吹山に由来する。

　江戸後期の天保期に京都・伏見にて、宝酒造の歴史の幕は開けた。

　奥羽山脈と雪深い吾妻山系の懐に抱かれた自然の恵み豊かな山形県米沢市は、豊富な地下水が湧き出る日本有数の稲作地帯。

　銘酒の産地として知られる灘地区は、神戸と大阪間の海岸沿いに広がる。

　穀倉佐賀平野のシンボルである天山連峰は、四季折々に表情を変える。

　兵庫県の灘五郷は、「灘の生一本」で知られる日本酒の名産地であり、現在も有名酒造メーカーをはじめ多くの蔵が点在する。