20日付のABC7によると、マンハッタン区の金融街に登場した「恐れを知らぬ少女」像の永久的な設置を求める請願がインターネットを通じて集まっており、署名は現在4万を超えているという。
銅製の少女像は、金融街の象徴である雄牛の銅像「チャージング・ブル」に、腰に手を当て毅然と対面し、女性の権利やビジネス界での地位向上を訴えている。ブルの鼻息で着ている服や髪がなびいているという構図で、国際女性デーに当たる今月8日に設置されて話題となった。投資会社ステートストリート・グローバルアドバイザーズが資金を出し、アーティストのカースティン・ビスバル氏が制作。当初の予定は1週間の設置だったが、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長が4月2日までの延長を承認した。
しかし、「女性の権利については1日、1週間、1カ月といった短期的な問題ではない」として、永久設置を求める声が上がったという。少なくとも2つの請願が提出されており、請願サイトcare2の方では3万5千の目標に対し21日現在、3万1千の署名が集まっている。
同社傘下の会社で働くアン・マクナリー氏も、市の永久的な設置は「大歓迎」と語っている。